美しいサンゴ礁を形成する造礁サンゴは、石灰質の硬い骨格をもったサンゴの群体。
その骨格が長い年月の間に風化し、波の作用で侵食され、塊または粒状になって海底に沈積したものです。
風化造礁サンゴともよばれ、カルシウムなど70種類のミネラルを多く含んでいます。
さらには、その特殊な超多孔質・超微細構造から吸・放湿性(呼吸性)に優れており、耐火性にも優れております。
化石サンゴの利用
化石サンゴは、古くから漢方薬等に使われていて、粉末にし、煎じて飲むなどされ、中国では石芝と呼ばれ民薬として利用されていました。
現在でも鹿児島県奄美群島・沖縄地方では健康食品・土壌改良材・建築資材・土木路盤材等として多方面に広く利用されています。
化石サンゴの採掘
徳之島(奄美大島群島のひとつ)の天城町にあり、採掘場所は写真のように石灰岩が広く分布する島の南西部位置します。
当鉱区内の埋蔵量は120,0000,000t(1億2千万トン)、採掘年数350年と試算されています。