放射熱低減実証実験レポート
徳之島コーラル(サンゴ)は多彩な特徴を備えており、いろいろな分野で注目を浴びております。
■放射熱低減実証実験結果
〈化石サンゴ 徳之島コーラル敷均状況〉
ビル2F屋上敷設であったためクレーンによる材料搬入を行ったが、一般家庭であれば小分けして少しずつ敷設すれば、工事費が不要で経済的である。
徳之島コーラル敷均完了状況(写真右上)
温度測定試験による実証
温度測定試験は、サーモグラフィーにより表面温度を測定する。さらに温度計により①コンクリートスラブ(屋根面)・②徳之島コーラル敷設表面・③化石サンゴ敷設底面の3箇所で測定を行い温度差を測定することで、効果の確認を行う。
化石サンゴ 徳之島コーラルの新しい利用による効果
コンクリートスラブ(屋根面)とコーラル敷設底面の温度差が約ー20度と大きな温度差が確認できた。このことによる室内への放射熱の軽減度合いは、建築構造・地域により様々であると考えられるが単純に考えて限りない大きな効果があることは間違いない。
参考としてエアコンの設定を1度変えることによる種々の削減効果を下記に示す。
エアコンの設定1度変更時の削減効果の概算(1世帯あたり)
1世帯あたりのエアコンのエアコンを冷房は1度高く、暖房は1度低くし設定した場合の年間節約金額:約1800円(一般家庭)である。「環境家計簿(鹿児島市環境保全課 資料」
これより、1Kw当たり20円(平均売価)として逆算すると
1800/(20円/1Kw)=90Kwの年間削減ができる事となり二酸化炭素排出量90Kw×0.39(排出係数)=35.1Kg削減される。
エアコン1台あたりに換算すると、日本のエアコン保有台数は1世帯あたり2.3台(ダスキンHP)であることから、それぞれ年間、電気代780円、電気使用量40Kw、二酸化炭素排出量15.3Kgが削減されることになる。
エアコンの設定変更(1度、3度)・エアコンを使用しない場合の効果
エエコン1台あたりの説低温度1度変更の削減量から、温度設定を3度変更する場合・利用しない場合、さらに病院等の大型施設を想定して、エアコン50台の削減量を各項目ごとに算出したものを下記に示す。(あくまでも1世帯あたりの削減量からの概算であるため、大型施設では皿なり効果が期待できる。)
上記実験は東京都心のビル屋上にての大手建設会社の実験結果です。厳密な温度測定など最新の実験データを解析した結果、電力使用量を大幅に削減でき、温暖化対策にも多大な貢献が期待されます。
ダウンロードいただきご活用いただきますようおねがいいたします。
ビル屋上に徳之島コーラル敷説実証実験 ビル屋上に徳之島コーラル敷説実験結果 573KB |